企業名や個人名を知らせるネームプレートは、門や壁といった場所に設置することが多く、屋外環境に置くことになります。屋外には紫外線や雨風、排気ガスといった環境に影響するものがありますから、過酷な環境にネームプレートを設置する形です。耐久性の低い素材だと短期間に劣化してしまいますし、色あせたりひび割れが生じるようだと、名前と共にネガティブな印象も与えてしまいます。やはり綺麗な状態を保つのがベストで、金属なら金属らしく美しい輝きが続き、印刷は塗料の発色が長持ちするのが理想的です。
屋外に設置するネームプレートの素材は、耐久性を考えると金属が一番向いていて、表面加工が施されれば長寿命に期待できます。屋外ネームプレートで定番のステンレスは、水に濡れても腐食しにくく、水回りでも使われている耐久性の優れる金属です。酸素に触れることで、錆を防いだり腐食を進行させない性質を発揮するので、屋外はまさに最適な環境です。汚れの付着などで酸素供給が遮断されると、逆に錆びたりくすみが生じてしまいますから、定期的なクリーニングは必要です。
ただ、クリーニングといっても水洗いする程度で十分ですし、ひどい汚れでも大抵は中性洗剤で綺麗に落とすことができます。ステンレス以外にも金属ならアルミや真鍮、樹脂素材であれば塩ビやアクリル、ポリカーボネートといった素材がネームプレートに最適ですし、薄手や発色重視で製作することも可能です。