医療作業時の邪魔にならない配線ダクトとは

配線ダクトは、一般家庭でも今では多く見受けられる設備となりました。一昔前であれば学校や官公庁、会社などにしか設置をされていませんでしたが、それだけ電気機器が我々の身近な生活アイテムとなったといえるでしょう。医療機関でも同じであり、現在では数多くのデジタル機器に囲まれて医療作業をなされています。医療現場で採用されている配線ダクトのことを、「フレキシブルダクト」と言います。

この配線ダクトの特徴は、天井に専用のレールを取り付けていて自由に医療機器を動かせるという点です。たとえば手術室であれば、手術に必要な電気機器を自由に動かせないと非常に不便なものでしょう。病棟でも同様であり、医療作業に際して合理的な動きを機器に求めるものです。その理想を叶えているのがフレキシブルダクトであり、国内の家電メーカーが1980年に開発しました。

今では医療現場の主流スタイルの配線ダクトとなり、国内だけでなく世界各国の病院でも採用されるに至りました。作業をしやすいという特徴が際立っており、昨今では美容室でも備えるところがあるほどです。病院と同じく、ドライヤーなどの機器をフロア内で自由に動かせるので、その都度コンセントを探して取り付ける手間が省けます。今後もフレキシブルダクトは、幅広い現場で活躍していくことでしょう。

レールのみを備えるだけなので、工事に掛かる日数やコストがお安いという特徴も持っている配線ダクトです。

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